今回は前回の記事の続きで野球の基本的ルール(応用編)を分かりやすく解説します。
「野球に興味があるけどルールが全く分からない」という人は、前回の記事から読んで下さい。
この記事で解説する野球ルールは知らなくても野球観戦を楽しめますが、遅かれ早かれ知るべきルールなのでぜひ参考にして下さい。
この記事でより野球について詳してなって野球をもっと楽しんで下さいね!
盗塁
盗塁はその名の通り、次の塁を盗む行為から盗塁と呼ばれています。
投手が打者に対してボールを投げる動作を行ったと同時に塁上にいる選手が次の塁に向かって走ります。
投手が投げたボールを受けた捕手がランナーが盗塁しようとしてる塁に向かって送球します。
ランナーがタッチされる前に塁に滑り込んだらセーフになるので盗塁成功です!
盗塁する場面は一塁走者が二塁に向かうパターンがほとんどなので、一塁に足の速い選手がいる時は盗塁するかも?と思いながら観戦しましょう。
犠牲フライ(タッチアップ)
犠牲フライは例えば三塁に走者がいる場面で打者が外野フライを打ち上げたとします。
外野手がボールを捕球した後に三塁走者が走って本塁に到達したら1点入ります。
盗塁と一緒で本塁突入したランナーがホームベースを踏む前にタッチされたらアウトなので得点されません。
また外野手がボールを捕球する前に三塁走者が先に走ってしまうと外野手が三塁に送球してフォースアウトとなります。
今回は三塁に走者がいる場面で解説しましたが、一塁、二塁でも同様なので覚えといて下さい。
インフィールドフライ
インフィールドフライを簡単に説明すると塁上に走者がいる場面で打者が内野フライを打ち上げた時点で審判が打者アウトを宣告する事を言います。
これは内野手がフライボールをわざと落としてダブルプレーを取る行為(故意落球)を未然に防ぐためのもの。
インフィールドフライについて細かく説明するとすごくややこしくなるのでとりあえず上記の部分だけ覚えておけばOKです!
ちなみに2015年5月4日の「巨人VS広島」ではサヨナラインフィールドフライで広島が勝つという試合があったのは野球ファンの中では有名です。
振り逃げ
振り逃げは2ストライクで、一塁にランナーがいない場面(二死では一塁ランナーがいてもOK)で打者が空振りしても捕手がワンバウンドでボールを取ったり逸らした時に成り立ちます。
但し、捕手がボールを取って打者にタッチするか一塁にへ送球するとアウトになります。
「振り逃げ」という単語から打者はバットを振らないと成立しないと思われがちですが、打者が振らなくてもストライクになった球を捕手が完全捕球しない時点で振り逃げが成立します。
これも非常にややこしいですが、3ストライクでも審判がアウトの宣告をしない限りプレイは続行します。
スリーバント
スリーバントは2ストライクからバントをする事を言います。
なぜスリーバントと言うのかと言うと、2ストライクからバントをしてファウルしてしまうとアウトになるからです。
普通にバットを振ってファウルならアウトにはならないのですが、バントでファウルはダメです!
スリーバントは勇気がいる作戦で、失敗したら「これなら普通に打っとけば良かった」と思うのでなかなか難しい作戦ですね。
ボーク
ボークは英語で「ためらう」「躊躇する」と訳します。ランナーがいる場面で投手が投球動作に入ったけど止めたり、いきなり投げたりしたらボークでランナーは次の塁に進塁します。
ボークは野球経験者でないとちゃんと理解するのは難しいかも知れません。
私は未経験者なので、野球観戦しててボークと審判が言っても「どこが?」となる事が多いです。
ただ球場に現地観戦する時は、投手の細かい動きが客席から分からないのでボークしても気付けないので、それほど重要なルールではないと言えます。
アウトの置き換え
野球のマニアックなルールでこれが一番難しいと思われる「アウトの置き換え」。
これは一死(ワンアウト)ランナー一塁、三塁の場面で打者が外野フライを打って打者はアウトになります。
同時に一・三塁ランナーは飛び出してしまい、それを見た外野手は一塁に送球して一塁ランナーはアウトになりスリーアウトチェンジです。
しかし一塁ランナーがアウトになる前に三塁ランナーが本塁ベースを踏んだ場合は1点が入ります。
この1点を防ぐには守備側は一塁ランナーをアウトにした後に、一塁手が三塁に送球して三塁手が審判に「ここでアウト」とアピールプレイをすると1点を防げるのです。
一塁で取ったアウトを三塁に置き換えるためにで「アウトの置き換え」と言われているのですが、これをしないで守備をしている野手がフェアグラウンドを出た時点で「アウトの置き換え」ができなくなってしまいます。
このケースが見られる事はなかなかないのでもし現地観戦で見れたらかなりレアなプレイですね。
最後に
今回は野球の基本的ルール(応用編)を分かりやすく解説しました。
はっきり言って説明不足の部分はありますが、説明しすぎると理解できなくなるのであえて省いてます。
ただ当記事で書いてある範囲を理解できれば野球初心者は卒業できたと言って良いでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!