ピッチクロックに反対する5つの理由と代替案

メジャーリーグでピッチクロックが導入されて日本のプロ野球界でも導入する波が押し寄せています。

しかし個人的には投手に負担がかかるなどの理由によりピッチクロックは反対です。

具体的な理由について解説するので気になる方はぜひ最後まで読んで下さい。

ピッチクロックの詳細と導入する理由とは?

ピッチクロックとはランナーがいない場面では、投手は15秒以内にランナーがいる場合は18秒以内に投球動作に入らないとペナルティとして1ボールとなる。

ピッチクロックは試合時間短縮を目的とされていて現にメジャーリーグでは約30分も試合時間が短縮されています。

ピッチクロックに反対する理由

それではここから私がピッチクロックに反対する5つの理由について解説します。

投手に負担がかかる

ピッチクロックは投球間隔が狭まるため投手の肘肩に負担がかかります。

投球間隔が狭まるという事は回復時間が短縮されるので当然ですよね!

メジャーでは選手会がピッチクロックで投手の怪我が増えたと異例の声明を出しています。

ピッチクロックより投手のコントロールが重要

プレミア2024ではピッチクロックが導入されていました(ランナーなし20秒、ランナーありはなし)

ランナーなしの状態で20秒なのであってないようなものですが、とにかく日本以外の国の投手のコントロールの悪さが目立ちました。

そのせいで四球が多いしマウンドに集まったり投手交代が異様に多いし、非常にテンポが悪かったです。

試合をテンポよく進めて時間短縮するためにピッチクロックを導入しするよりまずは投手のコントロールをよくして欲しいものです。

試合時間を短縮したいなら9回制から7回制にすれば良い

ピッチクロックの目的は試合時間を短くする事にあります。

短くするだけなら投手負担のかかるピッチクロックよりいっそのこと7回制にすれば良いでしょう。

実際に7回制にする事はないでしょうが実際に7回制にすると今度は「5回制にしろ!」という声が出てきそうなので反対ですね。

野球は時間に縛られて見るものではない

そもそも野球は「間を楽しむスポーツ」なので時間に縛られて観戦するものではないです。

はっきり言って時間に余裕がない人は野球観戦のニーズに合っていないので、そんな人に合わせる必要はありません。

もっと言うとスポーツ観戦は基本的に休日に行うものなのに時間を気にして見るものではありません。無駄を楽しむ余裕がないとスポーツ観戦なんてやらない方が良いです。

メジャーリーグが導入されてなかったらやってない制度

そもそもピッチクロック導入の話はメジャーリーグが導入したから「日本のプロ野球も世界に遅れるなあ!」という感じです。

それならメジャーリーグがピッチクロック導入してなかったら日本のプロ野球も導入していないでしょう。もちろんメジャーリーグの良いところを取り入れる姿勢は大事ですが、ピッチクロックは賛否両論ある時点で急いで導入しなくて良いでしょう。

WBC2026からピッチクロックが導入されるのでそれに合わせる必要があるという主張がありますが、WBCに選出される選手はごく一部です。

ごく一部の選手が出場するWBCのためだけにプロ野球にピッチクロックを導入するのは反対です(もっと言うとWBCなど国際試合にプロ選手が出るのも反対なんですけどね笑)

WBCやプレミア12はオープン戦的な立ち位置に過ぎません。確かに去年のWBCは大谷効果も合って盛り上がったし私自身も見てて最高に興奮しました。

しかしいざペナント開幕して自分の応援している阪神が勝ったらそっちの方が嬉しかったし興奮しましたね!やはり基本はペナントだと再認識した瞬間でした。

ピッチクロックの代替案

ネット上で「〇〇反対!」と主張すると「反対するだけじゃ卑怯だ!何か代替案を出せ!」と言う人がいるので少しだけ代替案を書きます。

代替案と言っても試合時間を短縮するものではなくあくまで野球を面白くする案を書いています。

代替案はない!日本のプロ野球は現状維持で問題ない

はっきり言って代替案はありません。というか今のプロ野球はバブル状態なので特に急いで改革などする必要はないと思っています。

なんせ最下位の西武ですら黒字経営しているのですからNPB全体としては現状維持で問題ないでしょう。

それよりも各球団がそれぞれ集客するための営業努力をする事の方が重要と思っています。DeNA横浜や日ハムを見習って西武・楽天・中日のフロントは特に努力して欲しいものです。

まあさっさと身売りして欲しいというのが本音ですけどね。

ボールは2005~2010年と同じ物にすべき

現状維持で良いと書きましたが、現在の飛ばないボールは変えないといけません。飛ばないボールは確実に野球のレベルを下げます。

個人的には2005~2010年ぐらいのボールが理想です。これならホームラン王争いも40本前後で行われるのでベストでしょう。

飛ぶボールにすれば投手も球速・コントロール共に重視されるのでダルビッシュ有のような大投手が誕生しやすく(?)なります!

プロアマ規定緩和

現在はプロ野球選手は高校野球の選手に指導していけないようになっています。これはドラフト前に裏で不正なやり取りが行われる可能性があるからでしょう。

しかしプロアマ規定を緩和する事で日本野球全体のレベルが上がる事は間違いないですしメリット盛り沢山です。

親がプロ野球選手で子供が高校野球選手でも指導してはいけないというのもおかしな話です。そもそも高校野球からプロ野球選手になれる人なんて全体の1割もいないでしょう。

プロ野球選手が指導できるようになれば夏の高校野球大会で試合中に足がつったり熱中症で倒れる選手も減るかもしれません。

また以前から言われている野球選手の減少にも良い効果が生まれると思います。

最後に

今回はピッチクロックに反対する5つの理由について開設しました。

この記事で書いた事はあくまで主観でしかありませんが、ピッチクロックに反対している人の意見は大抵似たような考えでしょう。

「ピッチクロックに反対する人は時代遅れだ」なんて反論意見もあるでしょうけど、時代遅れ程度の理由でピッチクロック導入するなら尚更やる必要はないと思います。

以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。