日本国内のスポーツでダントツの一番人気である野球。
しかし野球自体は「ルールが難しい」「試合時間が長い」「試合テンポが悪い」など人気になる要素がないに等しいと言えます。
そんな野球がなぜ一番人気なのかについて解説していきます。
試合時間が長くテンポが悪い
試合時間が長くて試合テンポが悪いのは野球のデメリットと思われがちですが、メリットでもあります。
野球はイニング毎に、攻守交代のインターバルがあるのでテレビ観戦でも現地観戦でもトイレ休憩になります。
また打者一人交代する度にインターバルがあるし、投手が一球投げて次の投球までインターバルがあります。
これだけインターバルがあると「ながら見」しやすいですよね。とりあえずテレビでBGM代わりに野球を流しといて他の作業をしやすかったりします。
そして得点シーンなど自分にとって良い場面だけテレビ中継を見るという事がしやすいのです。サッカーだったら得点シーンを見逃したくないからずっとテレビに釘付けになりますよね。
また試合時間が長いと現地観戦した人が電車の時間を気にして途中で帰らないといけないケースがあるのはデメリットですが、野球場で飲食物がいっぱい売れるのがメリットです。
最近、ピッチクロックなど試合時間の短縮が言われていますが、試合時間が長いという理由で野球は見ないと言う人は試合時間が短くなっても見ないでしょう。
打者vs投手という対決がマッチしている
野球は団体スポーツですが柔道や空手と同じで「投手VS打者」という1対1の対決が見られます。
これは侍同士の対決に通ずるものがあるのか、日本人にはマッチしていると思われます。
投手vs打者はプロアマ問わず数々の名場面を作られてきた歴史もあります。最近ではWBC2023決勝戦の9回2アウトからの「大谷vsトラウト」は痺れましたね!
週6で試合をやっているので話題に事欠かない
プロ野球は火曜日から日曜日まで週6ペースで試合を行なっているので毎日話題に事欠くことはありません。
プロ野球に限らず商売で稼ぐには、まず量をこなさないといけません。週1しか開店していないお店と週6開店しているお店、どっちが稼げるかは一目瞭然です。
週1ペースだったら次の試合なんて忘れてしまうのでここまで人気出ていなかったでしょう。
まあ野球ファンとしては休みである月曜日の夜が暇なんですけどね。
選手の能力を測るデータが細かい
野球は野手では打率、本塁打、打点。投手は勝敗数、防御率、セーブなどデータは豊富であまり野球に詳しくない人でも選手の凄さが分かりやすいです。
昭和時代は上記に書いたデータしかなかったのですが近年はOPS、ホールドなど選手のデータだけでなく球場毎のデータまで増えています。
ただ個人的には上記に書いたデータ(打率、本塁打、打点、勝利数、防御率、セーブ)さえチェックしておけば良いと思います。
野球の専門用語が和訳されているから
野球は明治9年にアメリカから伝来してきたスポーツですが正岡子規や中馬庚によって専門用語が和訳されました。
これはルールが難しくとっつきにくい野球を少しでも庶民に知ってもらおうという努力の賜物だと思っています。
明治のインテリ層が和訳してくれなかったら間違いなく野球はここまで人気が出ていなかったでしょう。
ストラックアウトを三振と和訳した昔の人のセンスには頭が下がるばかりです。
最後に
今回は野球が日本のスポーツで一番人気がある5つの理由について解説しました。
この記事で書いた事柄はあくまで主観ですが、野球ファンに聞いたら大体みんな似たような答えが返ってくるでしょう。
他にも野球人気の理由があるという方がいたらコメントにて教えて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました!